他人に期待しない考え方とは
他人に期待しないというのは、相手の意見や行動を尊重することです。
決して、「本当は相手にして欲しいことがあるけど、やってくれないだろうから言わないでおこう」とか、自己防衛するための考え方ではないので勘違いしないでください。
しかし、大前提として、人間は他人に期待する生き物です。
ですので、自分が相手にしてあげた分、返ってくると思ってしまうのは仕方がないことです。
だからこそ、人間関係で余計なストレスを感じないようにするための考え方が大事になってきます!
他人に期待しないメリット
他人に期待しないメリットは、
- 他人に見返りを求めないため、ストレスが減る
- 自分を大切にすることができる
- 相手に感謝することができる
です。
他人に見返りを求めなくなるため、ストレスが減る
他人に見返りを求めるということは、期待しているということです。
もし相手がお返ししてくれたら良いけれど、お返ししてくれないならガッカリしますよね?
そして、時間が経つと、だんだんイライラしてくるはずです。
見返りを求めなければ、相手に期待していないので、そもそもガッカリすることもなくなります。
自分を大切にすることができる
期待をしないため、相手に対する怒りや悲しみなどの負の感情が生まれにくくなります。
自分が行ったお返しとして相手が何もしてくれなくても、何かしてほしいと思わないため何の感情も湧かなくなるためです。
相手に感謝することができる
他人に期待しないということは、相手への期待値は0から始まります。
期待値が0で、相手に対して何か求めるという考えがないため、自分のために相手が自分の喜ぶことをしてくれたら、嬉しく感じるはずです。
嬉しいのであれば、お礼は言葉にして伝えてあげてください。
きっと相手も喜んでくれます。
他人に期待しない考え方になる方法
他人に期待しない考え方になる方法は、
- 他人に期待していることに気づく
- 相手のために行動した自分を褒める
- 他人に勝手に期待される自分を想像してみる
- 相手に期待はしないが、頼っていい
です。
他人に期待していることに気付く
相手に期待しているときは、期待していることに気づいていないものです。
私たちには誰しも自分ルールがあり、無意識に相手を自分のルールで動いてもらいたいと思っています。
しかし、考えてみてください。
自分に独自のルールがあるということは、相手も自分と同じように独自のルールを持っているはずです。
相手も相手で自分のルールの範囲で動いてもらいたいのに、動いてくれない私たちにヤキモキしていると思います。
まずは、自分が独自に作ったルールで相手を動かそうとしていることに気付くことが大事です。
相手のために行動した自分を褒める
相手のために行動したけれど、何もお返ししてくれないということはよくあることです。
相手にも何か事情があるのかもしれません。
しかし、見返りを求めたくなるのが人間のサガです。
見返りを求めたい気持ちは分かりますが、いつ見返りをくれるのか分からない相手を待つのではなく、まずは自分の行いを自分で褒めてください。
「相手のために行動できる自分は偉いし、素敵な人間だ!」と自分を褒め続ければ、相手に対して見返りを求める必要もありません。
自分を褒めるなんて恥ずかしいとか、ナルシストみたいで嫌だとか思うかもしれませんが、友達に自慢するのではなく、心の中や一人になれるところで、声に出して言えば自信もつくようになります。
他人に勝手に期待される自分を想像してみる
見返りを求めそうになったら、自分が相手に勝手に期待されたらどうか考えてみましょう。
相手に勝手に期待されて、「あの時あんなことしてあげたのに何でお返ししてくれないの?信じられない?!」とか言われたらどうですか?
「そんな恩着せがましいんだったら、やらなくていいよ。頼んでないし」と思いませんか?
他人に勝手に期待されるということは、双方が嫌な気分になるだけで不幸な結果しか生みません。
見返りを求めそうになったら、勝手に期待されて、勝手に好き勝手言われる自分を想像してください。
相手に期待はしないが、頼っていい
他人に期待しないと決めたからといって、何もかも一人で背負いこむ必要はありません。
自分に出来ないことや不得意なことは、相手に任せることも大事です。
最後に
他人に期待しない考え方になる方法は、
- 他人に期待していることに気付く
- 相手のために行動した自分を褒める
- 他人に勝手に期待される自分を想像してみる
- 相手に期待はしないが、頼っていい
です。
良かったら実践してみてください。
他人に期待しない考え方を習得して、人間関係のストレスをなるべく減らしましょう!